脇の下は冬は人に見られることはほとんどありませんが、5月くらいから9月くらいまでの半年間はノースリーブやワンピなどを着て外出したり、電車やバスのつり革につかまったりして見られることが多くなりますよね。
脇の下はデリケートゾーン並に肌が薄い割に体毛が濃い部分なので、刺激を受けやすく毛穴のトラブルも起きやすくて黒ずみが出来やすい部分でもあります。
脇の下の黒ずみの原因を説明していきます。

 

まず肌の黒ずみ・色素沈着のメカニズムを知ろう

そもそもなぜ肌の黒ずみや色素沈着が発生するかを理解しましょう。

肌の黒ずみを一言で言ってしまうと、

肌の角質層の中で生成されたメラニン色素が、体外に排出されずに沈着した状態

といえます。

メラニン色素という言葉はかなり一般的ですよね。日焼けをした際に肌が黒くなるのはメラニン色素の働きによるものです。

メラニン色素は肌への継続的な刺激によって生成される

メラニン色素というのは黒ずみ・シミ・そばかすの原因ともなりますが、そもそもは肌を保護するために生成されます。

メラニン色素を含んだ表皮細胞のおかげで、紫外線が皮膚の奥深くまで届くことがなくなり皮膚がんが起こりにくくなります。

このメラニン色素は日焼け(紫外線)以外にも、継続的な肌への刺激によっても生成されます。

⇒メラニン色素についての詳細はこちらの記事

肌内部のメラニン色素を排出するのがターンオーバー

日焼けをして肌が黒くなっても、しばらく日光にあまり当たっていないと、少しずつ肌の色が元に戻っていきますよね?

これはターンオーバーという肌の再生機能によるものです。簡単に言うと「新陳代謝」ですね。

肌は何層もの角質層・基底層・真皮によって形成されていますが、ターンオーバーによって、

爪と同じように深い所から徐々に徐々に上に押し上げられていき、一番上の角質層が垢となって体外に排出されます。

最も深い真皮が、一番上まで上がってきて角質層として体外に排出されるまでの期間をターンオーバー周期と呼び、

20〜30代女性で平均的には28~33日間程度と言われています。

脇(わき)の黒ずみの原因

切れ味の良くないカミソリで頻繁にワキの毛を剃る

切れ味の良くないカミソリでの剃毛は肌に大きな刺激とダメージを与えます。

またチクチクするからといって、毎日のようにカミソリで毛を剃るのも継続的に大きな刺激となり、メラニン色素の生成を促進させてしまいます。

毛抜き・ピンセットなどでワキの毛を抜く

デリケートゾーンの毛を抜く際にピンセットを使って自分で1本1本抜くということをすると、カミソリで剃る以上の大きなダメージとなってしまいます。

デリケートゾーンの脱毛をする際には、WAXなどの刺激の少ない方法をオススメします。

光脱毛器具を定期的に使用する

最近ではサロンなどで行うレーザー脱毛の威力の弱いものとして光脱毛器具などが一般的に発売されています。

ネットの紹介文などでは刺激がほとんど無いに等しいなどと書いてあるのですが、クリニックと違って弱めの出力だとはいえ毛根に直接レーザーを当てて焼いてダメージが無いはずがありません。

しかもレーザー出力が弱いために、何度も繰り返し使用する必要があったりもしますので、肌へのダメージはドンドン蓄積されてしまって毛穴内部でのメラニン色素生成が促進されます。

脇の下の黒ずみをケアする観点からすると、光脱毛器具を使用するなら、クリニックやサロンに行って、一気に永久脱毛してしまったほうが良いです。

石鹸で洗い過ぎたり、軽石で擦ったりする

メラニン色素は肌の防御反応ですので、外部からの刺激で生成されます。

脇の下は皮膚の薄い敏感肌ですので、ボディソープで顔を洗わないのと同様に、ボディソープでワキもあまりゴシゴシ洗ってはいけません。本来は保護のために生えているワキ毛を除去している女性であれば尚更ですね。

また、黒ずみを消そうと、軽石やネットで擦ったりすることもやりがちですが厳禁です。

紫外線を浴びて日焼けしたままにする

5月頃〜9月頃までのワキを露出したり、薄手の一枚だけの服を着たりする季節には気づかない内にワキも日焼けしてしまいます。

脇の下の日焼け後に、ターンオーバーを促進させるローションやクリームを使わずに何もケアをしないとメラニンが残ってしまい黒ずみになってしまいます。

頻繁に制汗剤を使用する

夏になると多くの女性が利用する制汗剤。

しかし脇の黒ずみに悩む女性にとって制汗剤は色素沈着を進行させる原因となってしまうので注意してください。

パウダーを噴射するタイプの制汗剤スプレーが、汗を止める仕組みは案外単純で、微小の粉の粒が毛穴に入って汗が出てくるのをせき止めるのです。

汗を分泌する汗腺というのは毛穴の奥にありますので、毛穴が塞がれると汗が出なくなるということですね。

しかし、毛穴の奥には汗腺だけでなく皮脂腺というのもあり、ここから皮脂が分泌されるのですが、毛穴がふさがっていると汗と皮脂は毛穴の中から出ることが出来ません。これって実は、初期ニキビと同じ状態なんですよね。

毛穴の中にとどまった皮脂と汗は、すぐに酸化して毛穴内部の肌荒れ、毛穴の黒ずみへと繋がります。

また、一時期に流行した殺菌効果で臭いを抑えるAG(銀)を含む制汗剤など、制汗剤には重金属が含まれているものが多く、肌への負担は大きい物が多いのです。

 

ターンオーバー周期の乱れによりメラニン色素の肌からの除去が間に合わなくなる

ターンオーバー周期は様々な要因によって乱れてしまい、周期が長くなってしまうと日々の刺激によるメラニン色素の生成スピードに追いつかなくなってしまい、徐々に色素沈着が進行して黒ずみとなってしまいます。

ターンオーバー周期の乱れの原因は色々とありますが、脇・脇の下に関しては以下の様な原因があります。

  • 生理不順などによるホルモンバランスの乱れ
  • 妊娠によるホルモンバランスの乱れ
  • ボディソープでの洗いすぎなどによる肌荒れ

以上が脇の黒ずみの主な原因です。

対策や治し方を実践する前に、しっかりと原因を理解しておくことは大切ですので、是非覚えておきましょう。